鎌倉はお寺の街。

僕らが鎌倉をテーマにした音楽を始め、毎月鎌倉のさまざまな場所でライブをしてゆく中で、ご縁をいただいて北鎌倉のご住職と知り合ったことがきっかけで、お寺でライブをする機会をいただだきました。

お寺でのライブは、とても素晴らしいものでした。

毎日お経が響いているお堂で、その歴史のある神聖な空間で音楽が鳴ったとき、自然と心が開かれて、体に音が沁み込んでくるようでした。

鎌倉の中でも特に北鎌倉にはお寺がたくさんあります。

それぞれのお寺を巡るだけでも楽しいけれど、巡った先のお寺で音楽を聴くことができたら、どんなにいいだろうと夢想するようになりました。

北鎌倉で音楽フェスをやるという夢想を僕らは語り続け、それに賛同してくれる人も増えました。

そして、沢山の人たちにボランティアで協力してもらい、お寺のご住職にも場所を提供していただき、2016年5月に第一回きたかまフェスを開催することができました。

ご来場いただいたお客さまにも出演アーティストにも、神聖な空間でのライブと新緑の北鎌倉を愉しんでもらうことができ、最高のイベントとなりました。

でも、課題も残りました。その一つは、由緒正しいお寺でライブすることが、はたして良いことなのかということ。

『お寺は法事を行う場所だし、音楽や笑い声を響かせるのはどうなのか。音楽フェスをすることはお寺の格調を下げてしまうことにはならないか…』

そんな葛藤の中、お寺のご住職から「お寺は昔から、人が集まり文化を発信する場所だった」とお伺いしました。

『そうだ。文化としての音楽をお寺にふさわしいやり方で発信し、来てくれたお客さんにも音楽を楽しみながらお寺を知ってもらう。そんなイベントにすることができたら、お寺にとってもお客さんにとってもいい機会になるのではないか』そんなことを僕らは改めて熱く語り合いました。

きたかまフェスは二回目からが本当のスタートなのかもしれません。

お客さんもアーティストもお寺と音楽を『知って、感じて、愉しんで』もらえたら。

そんな最高のイベントを作るべく、日々、妄想したり資料を作ったり熱いミーティングをしたりしています。

これを最後まで読んでくれたあなたも、僕らと一緒に5月6日を楽しみにしてもらえたら嬉しいです。

小川コータ&とまそん