心穏やかに。禅を通して感じていただきたいこと。

初めて北鎌倉のお寺に僕たちの音が響きわたった2016年5月。あれから1年、二回目のきたかまフェスがまもなくその幕を開けようとしている。

はたして僕らの気持ちを伝えることができたのか。この時となって初めていろいろなことに気がつき、あぁあの時こうしておけばよかったと後悔したり、日がたつにつれ気持ちの整理をつけたいという思いが募り、浄智寺の朝比奈恵温ご住職へお願いし、坐禅のご指導をいただいた。そこで僕らが感じたこと、そしてその瞬間得たものがとても新鮮で、あの場所、あの時間の切り取った空間を皆さんにもぜひ感じていただきたいと思う。

今回、僕らが目指す『きたかまフェス』のはじまりである浄智寺で、朝比奈恵温ご住職にお話をうかがう機会を得た。

禅宗のお寺で音楽フェスを開催することについて、どう思われますか?

禅宗は、当初、中国から異文化として日本に入ってきて、当時は目新しいものでした。見たことがないような服を着ている人がいて、もしかしたら音楽もあったかもしれません。

その体験ができる場所がお寺でした。

お寺は厳しい、というイメージがあるかもしれませんが、本来はそうではないかもしれません。それを想像して禅寺で音楽をやってみてもいいかもしれません。でも、どこまでやっていいか、考える必要がありますね。あまり羽目をはずすのもダメだし、節度を守ることが大事だと思います。

お寺で必要な心構えはありますか?

お寺に来るからには、ご本尊にお参りしてほしいです。ライブ会場という意識ではなく、お寺への敬意を持ってほしいです。

坐禅で得られるものはなんですか?

修行中は寝ている時以外いかなるときも坐禅の呼吸をします。

作法もありますが、坐禅の呼吸をマスターすることが大事です。

そうしているうち、丹田に気がつくものがあります。わかったかわからないかで、ガラッと変わります。その気付きははたから見てもわかるものですが、気づきを得られるまでには1年以上はかかります。

警策(坐禅中肩を叩くこと)はどんな意味がありますか?

集中できていない、気を抜いている、また頑張っているけど壁に当たっている、そういった修行僧を激励する意味があります。

お互いの信頼関係があるから成り立つものです。

修行僧はどんなことをしますか?

坐禅、ごはん、掃除、畑仕事、炊事などを共同生活の中で行います。

基本、自給自足の生活を送ります。

2017年4月 聞き手:小川コータ&とまそん

きたかまフェス坐禅体験

坐禅予約

きたかまフェス当日、円覚寺宗務本所にて坐禅を体験いただけます。
ご希望の方は上記申し込みフォームより予約をお願いいたします。